エンブリオ スコープ プラス導入について

2022.02.03NEWS

エンブリオ スコープ プラス導入について

〜タイムラプス動画で妊娠率の向上が期待できます〜2022年2月15日採卵より開始

エンブリオ スコープ プラスとは?

内部遠赤外線カメラで、胚にダメージを与えることなくタイムラプス動画を作成することが可能な培養器です。
タイムラプスとは、胚の画像を10分毎に撮影を行い、連写することで動画のように見える技術です。
当院ではVitrolife社のタイムラプスシステムを導入しております。

培養環境の向上で良質な胚へ

胚を培養する培養器に入れたまま観察することが出来るため、培養器から出すことに伴う胚へのストレスがゼロとなり、胚に適したより良い環境を整えることが期待できます。

継続的な観察による正確な判定

継続的な観察により、正常受精、異常受精、1PN胚を正確に判定することができます。最終的に同じグレードの胚盤胞になったとしても、発生の過程でどの様な受精、分割をした胚盤胞かにより移植した後の妊娠率に大きな差が出ることが分かっています。継続的に観察することで、より妊娠しやすい胚を選択することが可能となります。

AIによる妊娠しやすい胚の選別

AIを用いて開発されたiDAScoreという胚の評価支援ツールが、自動的に胚を評価し点数化します。iDAScoreの点数が高い胚ほど妊娠継続の可能性が高い胚となります。(95%以上の信頼性)
当院では医師と熟練した培養士の評価とAIの評価を合わせて総合的な胚の評価を行います。