AMHは改善する

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 上記の図は、卵胞数がおおよそこのような数で減っていながら成長してゆく様を表しています。卵胞径が0.2mmにもなると、下垂体のゴナドトロピン(FSH,LH)に反応するようになり、下垂体のホルモンの影響にて大きくなります。また、その頃から卵胞径が5mmになるまで卵巣年齢を示すと言われる抗ミュラー管ホルモン(AMH)が分泌される始めます。ですからAMHは本当に卵巣年齢を表すかというとそう言うものでは有りません。この点マスコミや日本中の多くの先生たちが誤解しています。

 ですから、栄養不足や加齢による活性酸素消去能の低下、ストレスを改善すれば、上図の卵胞減少率は改善して、AMHを出す卵胞数が増えると、AMH値は改善するのです。特に、栄養療法による改善だけでも多くのかたが改善するのです。

Fertil Steril 2013 April;99(5):1305-1310 ピルの投与によりAMHやFSH,LH ,Inhibin B, estragiol のすべての値が複合ピルを9週間使用後は前値に比べて有意に低下したという論文です。簡単にいうと、ピルを服用中は卵胞発育が抑制されるため卵胞数が少なくなるから、 AMHは低下するのです。ですから、ピルを中止にすると卵胞発育抑制がはずれて、元のAMHの値を示すようになります。AMHは0.2mm〜5mmまでの発育卵胞が主に出すホルモン値だと言うことがおわかりになるでしょう。

@@@@ ARTの卵巣刺激中と採卵後、採卵後の黄体期の値は変化するという論文です。