不育症について

2020.06.16BLOG, 出居貞義ブログ

不育症について

不育症について

まずは不育症についての正しい知識を、下記の名古屋市立大学の杉浦教授のサイトから学んでください。

https://ivf-kyono.com/column/post-635/

多くの先生が効果で様々な検査をされます。それでもし凝固系の検査で異常値や少し短縮傾向があれば、ほとんどの先生が低用量アスピリンを服用してくださいとお話しされると思います。それ以上の積極的な治療法は現在のところ、体外受精をしてもらって胚盤胞の時に栄養膜細胞を採取して着床前診断(PGT-A)などをするしか方法がありません。でも着床前診断には限界がありますので高いお金を払ってやるべきものではないと思っております。サーチュイン遺伝子と言う染色体が分離する時に綺麗に分裂するように助けてくれて、また損傷が起こったら修復もしてくれるありがたい遺伝子が細菌から人間まで保存されています。私はこのサーチュイン遺伝子を活性化すれば多くの染色体異常による流産は防げると思っております。体外受精においては京野先生のホームページを少し見てください。

 

https://ivf-kyono.com/column/post-635/

もともとこのサーチュイン遺伝子は酵母菌を培養すると細胞分裂が約20回に達すると遺伝子が壊れて分裂ができなくなってしまいます。そこにナイアシン(ビタミン B3)を添加して培養すると30回ほどまで細胞分裂が延長したことから研究され、サーチュイン2遺伝子がまず初めに発見されました。不育症の原因の多くは染色体異常の発生と言われています。サーチュイン遺伝子の活性化にはレスベラトロールが有名ですがそれよりももっと有効なものとしてナイアシンやバランスのとれた栄養の摂取が何よりもなりだと思っております。そのナイアシンは玄米や全粒粉のパンの中に入っております。またお味噌汁の酵母菌はみやさんの腸の中でナイアシンを増やしてくれていることが分かっています。ですから、不育症の治療として玄米食と野菜たっぷりのお味噌汁、そしてタンパク不足の方が多いので納豆などの消化しやすい発酵食品をお勧めします。効果は3ヶ月後にきっと出てくると思います。当院が食事指導を最も大切に考えているのは、このような理論的・学術的な背景があるので、詳しくはホームページで後日紹介いたします。

不育症のもう一つの原因は子宮内膜における着床障害だと思っております。それについては子宮鏡検査や子宮内膜組織診によって形質細胞の検出(CD138)、子宮内膜細菌叢の検査などが挙げられると思います。当院では安くてすぐ分かる子宮鏡検査を精力的にやっております。

長くなってしまいましたが、結論として、不育症はあきらめないで頑張っているとほとんどの場合ご希望のお子さんに恵まれます。それを早めるために、まずは食改善をしていただき、採血結果や皆様の自覚症状から改善点を見出してお薬やサプリメントの補充をすればさらに早まるでしょう。