ビタミンDとAの働きと妊娠

2024.05.15BLOG

ビタミンDとAの働きと妊娠

ビタミンAとDはともにステロイド骨格を持つ脂溶性ビタミンです
ステロイドと言えば「ステロイドホルモン」をよく聞きますが
ステロイドホルモンも 妊娠に大切な役割を果たす女性ホルモンも
脂溶性ビタミンなので、細胞膜を自在に通過し
細胞核にも直接作用するため私たちの生命代謝に大事な働きがあります
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ビタミンAは細胞増殖や細胞分化に必要です
当然生殖機能に関わる細胞にとっても重要な働きをします
例えば精子は
精子のもととなる細胞から分化して姿、はたらきを変え精子細胞になります
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ビタミンDは正常な分化を促す役割があります
ビタミンAとDは一緒にはたらくのです
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よってこれらのビタミンは脳の機能においても、アンチエイジングにとっても
大事な働きをするのですが
妊娠にも重要な役割があるので不足していたら
治療がスムーズに進みにくいです
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そんなわけで当院ではビタミンDの血中濃度がわかる
<25OHビタミンD> という検査をお勧めしています
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ビタミンDは陽に当たってビタミンDを生成することができますが
紫外線が強くなり過ぎてきた今の季節は日焼け止めクリームの利用や日よけ対策で
それも難しいですし
食品でカバーしきることは困難です
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もしもビタミンDが低値だとわかったら
良質なサプリメントを摂取することもご検討ください