当院では、栄養カウンセリングを行い
少しでも妊娠への早道へと応援しています
けれど、栄養・食事を改善するときに「ちょっと気をつけたいこと」もあります
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「あれも足りない、これも改善しないと…」
ご自身の「不足している部分」に強く目を向けすぎてしまうことです
もちろん、妊娠しやすい体づくりのために、
栄養バランスの取れた食事はとても大切です
質の良い卵子や精子、そして赤ちゃんが心地よく過ごせる子宮環境のためにも
タンパク質やビタミン、ミネラルといった栄養素は欠かせません
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しかし、少し周りを見渡してみると世の中には、
栄養バランスが完璧とは言えない状況でも
自然に赤ちゃんを授かっている方々がたくさんいます
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大切なのは、栄養改善を「こうしなければ、絶対に妊娠できない」という
強力なルールにしないことです
その思いが強すぎると、かえってご自身を追い詰め
心と体に大きなストレスを与えてしまう可能性があります
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「〜ねばならない」という強い思い込みは、
知らず知らずのうちに心身を緊張させます
強いストレスはホルモンバランスや自律神経を乱し
血行を悪くしてしまうことがあります
そうなると、せっかく食事から摂った栄養が
本当に届けたい子宮や卵巣に十分に届きにくくなってしまう可能性も
考えられます
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無意識の不安や自己否定感が
潜在的に妊娠へのブレーキになってしまうことだってあるかもしれません
栄養改善は、あくまでもあなたが健やかな赤ちゃんを迎え
そしてあなた自身が元気に過ごすための大切な「手段」の一つです
決して「目的」ではありません
(もちろん栄養状態よくなれば心身とも健康になれるのですが)
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赤ちゃんを迎えるために一番大切なことは
ご夫婦がリラックスして、仲良く過ごす時間です
栄養のことは少しだけ頭の片隅に置きながら
今はご主人と「美味しいね」と笑い合って食事をする時間を大切にしてほしいです
二人で好きな映画を観たり、散歩に出かけたり
何気ない会話を楽しんだり…
そんな穏やかで幸せな時間が
何よりの栄養になることもあります
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不妊治療は、時に夫婦の絆を試される場面もあります
だからこそ、お互いを思いやり二人で同じ方向を向いて
温かい時間を過ごすこと
それが、赤ちゃんが安心してお腹に宿る一番の近道なのかもしれません
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管理栄養士