その「太りやすさ」、実は妊活の邪魔をしているかも?

2026.03.18栄養

その「太りやすさ」、実は妊活の邪魔をしているかも?

「最近なんだか太りやすくなった」
「食べる量は変わらないのに、ダイエットしてもなかなか痩せない…」
と感じることはありませんか?

年齢のせい?治療のせい?と思うかもしれませんが、
実はその「太りやすさ」
もしかすると妊活の足かせになっているかもしれません
今回は「太りやすさと妊娠の深〜い関係について」が話題です

■ 太りやすい=「インスリン抵抗性」かも?
私たちが食事をして血糖値が上がると、
すい臓から「インスリン」というホルモンが出ます
インスリンは血液中の糖を細胞に届ける大切な働きをしています

甘いものや糖質に偏った食生活が続くと、
細胞が「もう糖は入りません!」と受け取りを
拒否するようになります
このような状態を「インスリン抵抗性(インスリンの効きが悪い状態)」と呼びます

効き目が悪くなると、
体は「もっとインスリンを出さなきゃ!」と頑張って過剰に分泌します
インスリンには「脂肪をため込む」働きもあるため、
結果として「太りやすく痩せにくい体」になってしまうのです

■ インスリン抵抗性が妊活の邪魔をするメカニズム
「PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の人はインスリン抵抗性に注意」と
聞いたことがある方もいるかもしれません
でも実はPCOSの方に限らず、インスリン抵抗性は妊活の大敵です!

血液中にインスリンが多すぎる状態が続くと、
卵巣が刺激されてホルモンバランスが乱れ、
排卵がスムーズにいかなくなることがあります
さらに、高い血糖と過剰なインスリンは、
体の中で「糖化(体のコゲ)」や「酸化(体のサビ)」を引き起こします
これが卵子の質を下げてしまったり、
赤ちゃんをふかふかのベッドで迎えるべき子宮内膜の環境を悪くして、
着床の邪魔をしてしまうのです

■ 治療と並行して「食事」で体を整えよう!
高度な不妊治療の技術をもってしても、
卵子や子宮という「体の土台」が整っていなければ
本来の力は発揮しきれません
だからこそ本格的な治療の前や、治療と並行して太りやすさ(インスリン抵抗性)を
改善する「食事」に変えていくことがとっても大切です

今日からできるポイントは3つ!

1. 食べる順番を意識する(プロテインファースト)
お肉やお魚(タンパク質)から食べ始め、
次にお野菜(食物繊維)や海藻、お味噌汁
最後にご飯やパンなどの糖質を
これだけで血糖値の急上昇を防げます
以前教えられた三角食べは、血糖値上昇につながるというわけです
ご飯が進まないようにお肉(主菜)の味付けを薄くすることも大事ですね

2. 「主食は毎食必要ではない」という認識
白米より雑穀米や玄米、うどんよりお蕎麦や全粒粉パンなど、
精製されていない茶色いものを選ぶと血糖値が緩やかに上がるため
「白色」よりも「茶色」を選ぶことはもちろんですが
そもそもこれら主食を毎食食べる必要はありません!
食べる順を変えて、満腹なら主食は食べない
ということがあってもいいという風に考えましょう

3. 甘い飲み物はお休みに
ジュースや甘いカフェラテなどは、あっという間に血糖値を跳ね上げます
普段の水分補給はお水やノンカフェインのお茶に切り替えましょう
特にお風呂上りの甘い飲み物やアイスは要注意です

■ おわりに
「太りやすさ」は、体が教えてくれているSOSのサインかもしれません
今のあなたの体(卵子も)を作っているのは、毎日食べている食事です
そしてその体は、赤ちゃんが育つ大切なお部屋になります

「私の今の食事、これで合ってるかな?」と不安になったら、
いつでも栄養相談にいらしてください
皆さんの妊活が前進するよう、全力でサポートさせていただきます!

管理栄養士