不妊検査の流れ

    不妊検査の流れ

    精液検査

    不妊治療はとかく女性ばかりに原因追及がされがちですが、不妊原因の少なくても40%は男性側にその原因がありますので、その割合からも男性不妊は軽視すべき事ではありません。不妊で来院されるカップルの多くはご主人は協力的ですが、奥さんだけが不妊治療に通院されている場合のご主人の不妊治療に対する理解と協力の割合が低いと感じています。


    2009年までのWHOの最低値は下記のようでした。
    • 精液量    : 2.0ml以上
    • 精子濃度   : 1ml中に2,000万個以上
    • 総精子数   : 4,000万個以上
    • 精子運動率  : 50%以上

    2010年からはそれがさらに低下しています。人類の危機です。
    • 精液量    : 1.5ml以上
    • 精子濃度   : 1ml中に1,500万個以上
    • 総精子数   : 3,000万個以上
    • 精子運動率  : 40%以上

    現在、男性不妊は顕微授精をすればいいという事で、精液の検査のみで、その他は何ら検査も行われていません。当院では採血検査により、ホルモン値による下垂体精巣系や栄養状態をチェックして、できるだけ精子ができやすくなるようにアドバイスを院長がしています。
    精液検査が正常でも、男性側の政策静脈瘤が有ったりしますので、勇気を出して男性不妊外来を受診していただき、男性不妊を専門としている泌尿器の先生に一度診て貰ってください。
    異常があれば、当院では精液培養、クラミジアの感染症検査、OM採血検査によるヘルスチェックなどもできます。 そのような検査は、今後のご主人の人生においてたいへん有用であると思われます。


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